ベニシアさん・2

  図書館で英語版のベニシアさんの庭についての写真本を見付けました。

 特にベニシアさんの凄いファンだったわけではないのです。ですが、よく読むと目が見えなくなるのは、脳神経の影響、つまり認知症の始まりらしいとかいてあり、何か酷くショックでした。

 あんなに生活を楽しんでいたベニシアさん。1年に渡ってとったらしいこの本のどのページも、お洒落でベニシアさんらしい服装をして、笑顔が素晴らしいです。彼女の絵もたくさん入っており、とても温かい作りになっています。

 ←この服も春の妖精のようで綺麗ですね。家にいてガーデニングや家の手入れをしているのが楽しくてたまらない、といった表情をどの写真もしています。このベニシアさんが、確かに誰にでも起こりうる事ですが、目が見えない、認知症の始まり・・・と聞くとかわいそうで切なくなります。まるでこうしてTVや本になって元気な頃が残っているのが、それへの準備だったかのようです。

 

 

 

 

 

←このベニシアスマイル、もう見られなくなるのですね。でも彼女はポジティブに捉えて自らの中から力を引き出すことが出来る、と書いています。

 何か本当におかしな位、酷く切なくて、スクラップ帳に貼ろうと沢山カラーコピーをしてしまいました。優しくて好奇心に溢れ、ハーブのプロのベニシアさん、何時までも元気でいてください。

 私達も自分のやりたいことを、色々な制約はある中でですが、やって行きましょうね。彼女は幸せな時が間違いなくあったと記せるように・・・。


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樹木希林さん

 人からこの本を頂きました。今日届いたばかりで、まだ少ししか読んでいませんが、独特ででもさらりとしていて、読むのが楽しみです。

 2018年9月15日にお亡くなりになって、もう1年たつのですね。早いものです。私の樹木希林さんの印象は兎に角演技が上手で、何所まで演技なのか分らないという感じです。近くにいたら、どんな方だったのだろうと想像したりします。

 今日本屋さんで太陽の別冊で(1800円)樹木希林さんの着物についてのカラーの本が出ていました。思わず買おうかと思うほどセンスが良くてらして、お洒落です。着物のことなど全然分らない私ですが、その趣味の良い着方に感心しました。この本も早く読んでみたくてワクワクしています。何冊かでていますが、全部読んで見たいです。楽しみです。読書の秋ですね。


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おじいさんのランプ

 山の中に家の小さな小屋があって、その中にこのランプがありました。キャンプなどに使うのではなく、本当に暮らしの中で使っていたものと思われます。そこで以前読んだ、新美南吉さんの「おじいさんのランプ」を思い出しました。

 全部描くと長くなりますが、孤児の少年が身を立てたいと何時も思っていて、ある日ランプをみます。出始めの頃で店の主人を口説き落としてランプを一つ買います。それから商売を始め、ランプ屋になります。所がそこで文明開化の電気が来ます。自分の村にも電気が来ると知って、古くなってし待った自分の商売にショックを受けるのですが、ある夜商品のランプに全て油を入れて池の側の3本の木に明かりをつけてともします。そして池の側に立って、石をぶつけてランプを一つ一つ壊して行くのです。・・・・。

 という様なお話しで、ごんぎつねはあまりにも有名ですが、29才でなくなった新美南吉は素晴らしい作品を残している、と改めて感じました。そして、本とはなんて素晴らしいのだろうとつくづく思った次第です。


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贅沢な時間

 今朝あるアルバイトに行く前に少し時間が余り、久し振りに本を読みました。野の草についてのエッセイの本です.とても贅沢な時間が持てた様な気がしました。

 最近切絵、アルバイト、病院、雑用と心身共に使うことが多くてそれでもまだできていないことがあるほどですが、やはり本を読む時間をとるのは大切なことの様にい思いました。TVも好きですが、本の方がしっとりと充実感があって、その後考えられますし、感性も磨かれる気がします。燕にもあえました。

 時間とは自分で作る物、無駄はあっても良いけれど、もっと本を沢山読みたいと思った朝でした。人と比べられない自分だけの世界、とても大切なことだと思います。そんな朝でした。


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白洲正子

 これは江戸時代の着物で、「秋野に月文様肩着」という物だそうです。写真の多い新潮社の蜻蛉の本の「草づくし」という白洲正子さんの本の中に載っていました。白洲さんは『草とはささやかなもの、はかないもの、見栄えのせぬもの、繁くあるもの、粗略なもの・・・要するに何でもないものが草』と書かれてらっしゃいますが、私の思いとぴったりでした。そして私はそういう草が一番好きです。堂々と咲く薔薇や誰でも知っている花屋の花もとても綺麗だとは思いますが、道ばたに咲いている名前も知らない花が生き生きしているのが大好きです。可憐で、草抜きには全部引っこ抜かれてしまう草たちですが、何とも健気でか細いのに力があって、よくよく見ると花なんかつけていたりして、私は好きです。例えばこの着物のように桔梗以外詳しく描かれない草たち。見ていると幸せな気持ちになります。農家の方には呆れられる話ですが、ゆっくり散歩をすると見付けられて、なかなかよいものです。持って帰ろうとすると枯れてしまうのも好きです。花はこっちが出向いて見る物だと思うのでした。どんな環境に咲いているか、周りには何があるか、隣には何が咲いているか等、観察するのも楽しいものです。

 白洲正子さんについては資料が多すぎて、私も美術品は好きですが、草花についての所をつまみ食いして(それも沢山ありますが)、又何時かご紹介したく思います。博識でいらっしゃって,直ぐ能や和歌が出てくるので中々進みませんが・・・。


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冬の中の色

↑"金のなる木”と呼ばれている多肉植物の花が咲き始めました。

↑“サンシュ”の木の実です。(多分)黄色い小さい花が集まって咲きます。枝振りがとてもすてきな木です。

 冬の寒さの中、花や赤い色を見付けると春が近づいたようで,“わーっ”と嬉しくなります。

冬至を終えて少しづつ日が長くなってきましたね。朝が明けるのが早いです。でも雪はこれから・・・。

 この間も雪積もる中、歩いて一番近いスーパーまで1時間以上掛けて歩いて行きました。

・・・帰りはへとへとになってタクシーを呼んでしまいました。歩道も除雪して欲しい、と思ったものです。

 水は不思議ですね。水からお湯、水から氷や雪となって世界中を循環しています。それを女性の人生にたとえた本が、ポールギャリコの『雪のひとひら』です。短い童話風の本で,私は好きです。夢のある方だなと、作者の方を思い敬愛しています。

 沢山著書がありますが、『ジェニィ』が大好きです。何時までも忘れられない一冊です。  寒い日に読書は如何でしょうか?


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カレンダー

 去年末は頂いたカレンダーが7~8冊たまりました。

でもこのカレンダーを買いました。いつもはネコ川柳を買うのですが,初めて見付けたので一も二も無くコレにしました。

 『夜廻りネコ』という深谷かほるさんと言う方の漫画があります。人から頂いたので2巻までしか持っていませんが,その週めくりカレンダーです。

 色んな意味や所で酷い気持ちで生きている方がいるというのに、私は時々生きているのが辛くなります。とても些細な事が原因だったり、原因すらあるのか分ら無く、何か大事があるわけでもないのに、只単に生きている事が辛くなります。日頃明るいので誰も本気で聞きませんし,聞いても分らないでしょう。

 ですからこういう「おまいさんはだいじょうぶ」とふと言われたりするとそうかな,とまじまじとこの絵を見つめたりしてしまいます。何だか生きてるだけで疲れるんですよね、ふと。

 私は元気でいなきゃいけない,頑張ろうという人間では無いのであるがまま生きています。

 ネコと切絵、読書が支えです。


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日日是好日・3

 しつこいですが、やっと読み終わりましたので、そして素晴らしい本でしたので御報告いたします。

 作者の方はもう25年もお茶を習ってらっしゃるのですが、高校生の頃から現在までを書かれていらっしゃいまず。平成20年に初版がでて、平成30年に31版増版されています。それは読み継がれるだろう、とつくづく思いました。言葉では説明できない、感じて頂きたい本です。勿論分かり易く書いてありますが、個々の中でじっくり暖めて頂きたい本でした。特に後半は、そうなのよ、と気軽に言えない共感する所が沢山有り、何かの本質が見えてくるような本でした。

 今映画化もされていますが、私は観ていませんが、本をまずお勧め致します。こういう本を骨までしゃぶり尽くして自分の血肉として生きて行きたいです。大げさになりましたが、とても良い本でした、お勧めです。


日日是好日・2

 だらだらと読み進めていくとだんだんはまってきました。後半に成る程、「この感覚分る」「こういう感覚で私は生きてるなあ」と自慢でも何でも無くおもいまた。映画は見ていませんが、読んで頂くのが一番で、花のこと、掛け軸のこと、音のこと、空気の事・・・・。五感全てを感じて生きてで行く事の素晴らしさ。しょっちゅうもの凄く些細な事で凹みますが、裏返せば周り中の宇宙を吸収しながら、導かれ乍ら生きていくことがどれほど素晴らしいか。

 それにはゆっくり生きることだと思います。車は便利ですが、良いさな花々を見落とし、空気は只そこにある物でしかないくなってしまします。、暑ければエアコン、炎の見えないストーブ。・・・でも熱が伝わって来て心がほどけて行くのは感じられます。花が開いているのに似ています。

 この本はさらりと読めますが、とても良い本です。図書館や古本屋で見かけたら是非お勧めします。


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渡辺 一枝

 今日は猫ちゃんの一人が老化現象で足を痛がっていたのですが,獣医さんで痛み止めを頂いて今はスヤスヤ眠っています。多分。

 渡辺市枝(わたなべ いちえ〉さんのご紹介です。保母さんをやって入らした方で、小さな雑草と呼ばれる草花に、目を向けて,優しい文章をかく方です。辞典でも読んでいるかのように本当によく野の花をご存じで,野の花が大好きな私はワクワクして読んでいます。文章もふわっとしていてお上手です。

 この「草の絵本」の場合、写真と書いてあるのですが,まるで水彩画の様な写真でとても綺麗です。庭に生えたら引っこ抜かなくてはならない花を愛でるのはとても心の安らぐことです。一寸したアスファルトの隙間でも生えているので驚きますが,そういう花の切絵も作りたいと思います。ついつい派手な花に目が行ってしまって。写真も中々小さすぎる花だと,一眼レフぐらいでないと採れないんですよね、ぼやけてしまって。でもお高いので写生でもするかと思っています。庭なので猫たちも安全ですし。切絵や絵も良いですが,こういう写真を見ると写真も綺麗だなあと思います。ページを繰るのが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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