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 私のお気に入り本コーナーです。

 最近、乗り物の中や、何かの待合室等で本を読んでいる人を見かけなくなりました。それでも本屋大賞や、芥川賞等は話題になりますし、図書館に行けば沢山人もいますので、本を読む人はいるのですが、見かけなくなりました。

 私は古本屋が好きで、昨日のニュースで、京都で大きな古本市が始まったと聞き、その映像でかなり癒やされたりしました。古本は値段というより、その本や人の時間もついてくる気がして好きで、その中で偶然ずっと持っていたい本に出逢ったりするのもとても魅力です。昔の人が書いた本が時間を超えて手の中にある、というのはそれだけで素敵な気がします。

 最近バタバタして、一寸疲れているので、ゆっくり本も読んでいません。外へ向かうのも大切ですが、内に向かって心を肥やすのも大切で、そこから何かが生まれてくる気がします。何が自分にとって大事で幸せか考え、そこから来る幸福感を大事にし、内側から生まれ来る物を待ちたい物です。心の潤いも自分の心から生み出せる物かもしれません。その為にも、一度外を閉ざすのもいい気がします。本も外と言えば外ですが、一人の時間、という意味です。心に耳を澄ます事は、割とたやすく出来ます。たまには深呼吸して、目を閉じてリラックスして見たい物です。