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東山魁夷

 季節外れで失礼します(o_ _)o

東山魁夷(ひがしやま かいい)の「年暮るる」です。先日この絵葉書で便りを頂きましたので、今日はこれにしました。

 今にも除夜の鐘の音が響いてきそうですね。雪がしんしんと降るというのはこういうことですね。変ですが「しんしん」という音がしそうです。雪は音を吸い取ってしまいますから、こんな夜更け、自分の雪を踏みしめる足音しか聞こえて来ないかもしれませんね。夜も更けて明かりの灯る家の中では、まだ起きている人が何をしているのでしょうか?描いている魁夷さんも室内にいて、窓からの眺めだと良いのですが・・。

とてもドラマを感じますね。色々と空想が広がります。  あの窓の明かりの中では未だ子供が起きていて紅白歌合戦でも見ているかもしれない、とか、新年の準備も終えた室内で音のない中、今年を振り返り今にも寝ようとしているのかもしれない、とか。窓明かり一つあるだけで、全世帯の人の気配を静寂の中、感じます。凄いですね。年の瀬という人の思いの詰まった時を選び、静かに雪を降らせる・・心憎い限りです。

 冬、というのは、思いが籠る気がします。私の心象風景の一つに、冬の景色があります。何故か忘れられない、何気ない風景なのですが、皆さんにもそんな風景がおありでしょうか?自分でも不思議です。

 そのお話は又明日・・。東山魁夷についても書き足りませんが、長くなるので今日はひとまずこれで、又にします。中途半端でゴメンナサイ(゜゜)(。。)ペコッ