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心の景色

↑梁の上で休憩中。こんな高い所でよく眠れますね!

↑綺麗な後ろ頭の模様。目印です。

↑撮影中の侵入者。思わずパチリ。

 何故か印象に残っている風景があります。

一つは、この家から幼い頃見た冬の景色で、何となく寂しい物です。2階の窓から見たのですが、稲の刈り終わった5㎝ほどの稲の後が点々と残る田んぼが山をバックに広がっていて、何かを燃やしている煙が、冬の澄んだ空気の中漂う夕暮れ時、という風景です。広々としているのが却って寂しさを生み、誰も入ってこない2階の部屋で、じっと静かに見つめていたのを覚えています。ガラスの向こうの冷たい空気感まで覚えているのですから不思議です。何か寂しかったのでしょうか???

 

それから、これは絵的に綺麗なのですが、夏の昼、暗い室内から外を見ているのですが、外がとても明るく、まるで額縁の中の絵を見るような具合の外の景色で、そこだけ切り取られた夏の景色です。蝉の声しかしない真夏の午後、窓枠が黒で室内も陰で黒くなり、外の景色が浮き出して見えています。がんがんと日が当たり、そよ風が吹いています。これも只それだけの景色です。ふとした時によく思い出します。

 

あと一つ、これは今もある感覚なのですが、よく晴れた夏の午後、寝転んで天上を見ながら、外の音を聞いています。色々なざわめきの音がして、窓からはそよ風が入っています。何もかもが遠くの世界の出来事の様で、自分が世界の蚊帳の外にいる感覚が、とても安心感があり、世界を奥まったところでひっそり見聞きしている感じがとても好きな物です。

 

 何故これらの事がいつも心のそこにあるのか、謎ですが、自分は世界の部外者で、外から世界をじっと観察している、という感じがとても気持ちよく感じられます。不思議です。

 

皆さんにも、ふとした時に出てくる、心の根っこの風景が御座いますか?思い出のシーンと言うより、感覚のような景色・・・。人間の脳って不思議ですね。

 

 とりとめのない話で<(_ _)>すみませんでした。又明日・・・ヾ(*´∀`*)ノ