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夏の終わりに

 だいぶ前に読んだ本ですが,ホントに静かな夏の日常を書いてあります.出てくる子供達の感性が自然で豊かで,私の子供の頃もこんな感じだった・・と思わず思ってしまう本です。こんな日常があってそれぞれが大人になって行くのだなあと何か懐かしく思いました。

 色んな環境にもよると思いますが,子供の頃の時間の流れや体感することは何か特別ですよね。これが初めてと言う事なのでしょうか?それを上手に捉えているこの作家さんはなかなか上手だなあと思います。

一体いつ頃から鮮度が薄れて行くのでしょうか?経験するって不思議なことだと思います。いつも新鮮では身が持ちませんが,鮮明に「初めて」を覚えておけたら良いのに、と思います。