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変化

 此れは何だと思いますか?

夏になるとそこいら中に生える白い百合の花の花が終わった状態で、とても固いです、かさかさしています。普通の百合がどうやってこうなるのかまでは、見ていませんので分りませんが、とにかく白百合です。1メートルぐらいはのびます。切っていけるのもはばかられるような凜とした可憐な風情があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、わって見ましょう。薄ーーい種が列に並んで、ぎっしり詰まっています。生命力豊かですよね。これだけの種を風に散らして来年また咲いてくれる訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

種は本当に薄くて、1㎜どころじゃ有りません。お化粧のあぶらとり紙のようです。その中に薄く黒い種が透けて見えます.フーッと息を掛けるとふわーっとばらまかれて、その辺一帯種だらけです。これからしっかりした一本の百合の花が咲くなんて奇跡のようです。

 人に送って差し上げたくても、種は土をかぶって芽を出す物と、かぶせないで芽を出す物があると聞きます。どちらか分らないので家で実験してからにしようかと思ったりしています。

 種まで美しい百合の花でした。