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再びヮイエス

昨日Eテレの日曜美術館を見ていました。再放送で『アンドリュー・ヮイエス』の特集でした。

 以前にも『とっても格好良い絵の好きな画家』としてご紹介しましたが、その奥の背景を知るとかっこいいなんて言ってられないものがありました。

 アメリカの画家で、自らも移民として移民について描いています。

 ←この絵はやはり画家だった父親が踏切事故でなくなた後描かれた絵でした、若い頃のものです。まず父親を踏切事故で亡くすと言う事からの立ち直り、どんなに苦しかったか、そして描き上がった絵のこの素晴らしさ。この少年の不安で孤独で寂しそうな様子の意味がやっと分りました。父の死後、この絵を描く、という奇跡にも思える事に非常に感動しました。

 ほかの絵も移民の苦しい性格を描いていて、いままでとはまったく違った目で見られました。こんなに厳しく苦しいことを美しく描いていたのかと感動しました。作品の背景を知ることの大切さを知った事でした。