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民話

 近所に神社があります。時々お祈りによったりしていますが、昨日椎の実が風で折れて落ちていました。神社の入り口によく見ると「金のドングリ」という立て札がありました。ちょっと長いですがあらすじを書きます。民話でTVの「マンガ日本昔話」でも放送されたそうです。

 昔母と小さい娘が農業をしていたのですが、母親の方が病で臥せってしまいます。娘は神社にお参りに行き、帰りに怪我をしたコウノトリの母鳥と子供のコウノトリを見付け、連れて帰り世話をしてやります。タニシや蛙を捕ってきて世話をしますが、母鳥は直ぐに死んでしまいますが、雛はすくすく育ちやがて飛んで行ってしまいました。ある日枕元に紫の衣を着た人が現れ、池の畔に金のドングリがあるから煎じて母親に飲ませなさい。といわれます。その通りにして見ると娘の母は病がすっかり良くなり、幸せに暮らした、というお話しです。その木がその神社に生えていたそうで、今はないのですが、何か御利益がありそうで、枝を拾ってきてしましました。

 娘も偉かったけれど、紫は高貴な色なんだな昔から、という感想を持ちました。民話って不思議ですね。