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映画「蜜蜂と遠雷」

 昨日更新の葉書がきていたので、久し振りにTSUTAYAに行ってみました。2本借りてその一つがこれです。読もう読もうと本は持っているのですが、未だ読めず、「天才ってなんだろう?」という思いから借りて見ました。天才とはどういう人の事をいうのか、知りたかったのです。

 ピアノコンクールの話なので、しょちゅうピアノが弾かれ映画中ピアノの音がしていた気すらします。それはとても心地よかったです。4人に焦点を当てて話は進むのですが、ピアノを通した友情は清々しい物でした。順位に拘る人も出てくるのですが、

この4人は実に自由に楽しそうにピアノをとおして、友情を深めて行きます。勿論皆1位を目指してきているのですが、そのぎすぎす感がないのです。心からピノを愛し、楽しくひいている、ピアノが好きで好きで堪らないという感じが爽やかでした。

 最後は主人公のトラウマ超えで終わるのですが、「頑張って」と思いながら見、とても清々しい物でした。恋愛が一切入って無いのもよかったです。

 兎に角皆ピアノがすきで練習練習です。ピアノのない子も居るのですが、それに見立てた物で彼の頭の中ではピアノが鳴り響いているのが分かります。

 天才は1%の才能と99%の努力であると誰かが言っていましたが、この映画を見る限り、才能は0.1%でも可、後はどれだけ対象を愛せるか、にかかっていると思いました。持っている物は様々ですが、中心にピアノがあることだけは確か、そんな素晴らしい映画でした。努力というと辛くても目標達成のために頑張る根性とか、苦しい物のイメージがわたしはあるのですが、只対象を愛して愛して自分を信じて行けば良い、という心の軽くなる思いがとても感じられて、「好きこそ物の・・・」ではないですが、安心しました。私は根性なしですが、切り絵をすると幸せな静かな気持ちになること、それがとても心地よいことは確かなので、未だ未だ失敗だらけですが、頑張って行こうという気にさせてくれました。よい映画で借りて正解でした。次は本を読んでみます。

 皆様お身体にお気をつけ下さい。又!ヾ(*´∀`*)ノ