ほおずき

　何年か前の夏、お盆で使ったと思われるオレンジのほおずきを、「これを葉脈だけにしましょう」と言うことになりました。確かに綺麗そうなのでやることとなり、なぜか私が担当することとなり、作ったのがこれです。大きな瓶に一杯あります。

　やり方はバケツに水を沢山入れて､その中にほおずきをつけます。そして葉脈以外のところが腐ってとろけてきたら､毎日水を替えてオレンジの部分を取り除いてゆきます。結構大変な作業で､何がかというと､水がくさいのです。その水の中のほおずきをかき回してなるべく皮を早くとってゆきます。そのとき体調が優れなかった私はまさに苦行でしたが､できあがったものは写真のように､何かの工芸品の様に綺麗でやって、頑張ってよかった､とほっとしたものでした。それ以後ずっとかびもせず楽しませてくれています。

　ほおずきはお盆にかえっていらしたご先祖を導く提灯だと聞いたことがあります。私は絵を描くのが好きなだけで､これをどう活かそうか考えたこともありませんでしたが、今度そういうことが得意な花屋さんにプレゼントしてみようと思いつきました。

　なんともいえず綺麗で､ほおずきの化石のようです。皆様もまだ残っていたら､もしくは来年チャレンジしてみては以下でしょうか？

　ではお体の胃をつけください｡ヾ(*´∀｀*)ノ