· 

金子みすゞさん

左の詩は、一時ブームになった金子みすゞさんの作品の一つです。私は何気なく此を読んでいて、最後の壱行でぞっとしました。この人間の子供が無事に小雀を放してやればいい・・・と願わずにいられませんでした。本当に昔の田舎ではよくある風景だったと思いますが、雀の親の目線にまで考えが及びませんでした。食べるために捕まえるのでもなく捕まってしまった小雀の母取りは心臓がちぎられるような思いだったのではないでしょうか?

 そんな視点でも物事を見られるみすゞさんは凄い!と思いました。実際に見たのか考え出したのかは分りませんが、

この詩のいいたいことは大きいと思いました。小さな事からその周りも考える、中々出来ることではおありませんよね。

考えさせられる詩でした。もう一度みすゞさんの詩集を読み直してみたくなりました。難しいことを難しく書くのは当たり前で、それを簡単に書くことの難しさをひしひしと感じました。

ではまた。(^^)/~~~