この本、ご存じですか?猫好きにはたまりません。もう老齢になった作家先生が,ノラというノラ猫をとても大切にするのですが,ある日ふらっとそのノラがいなくなってしまうのです。もうそれからが大変で、新聞広告を何度もだして,人前もはばからず泣いて泣いて「ノラや,ノラや」と行って泣き暮らすのです。
コミカルながらも凄く分る,と言う話で内田先生と一緒に悲しんで泣いてしまいます。他の子じゃなくて,ノラが良かったンですね。家にもノラが来てふっといなくなってしまったことがありましたが,やっぱり恵まれていても,それは人間から見た物で,外での暮らしがよいのかも知れませんね。猫にも寄りますが。
こんな作家先生が何でこんな・・・と思ってしまうのですが、なんとも切なく,笑いきれません。機会があったら是非お勧めです。
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