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はだしのゲン

 一時問題にもなりましたが、私の小学校では進んで買って読んだほうが良い、という先生のすすめで近所の本屋は全て売り切れ、注文続出でした。

 確かにリアルで読んでいてむごい場面も多々ありましたが、戦後の中でリアルに生きる少年のたくましさや悔しさ悲しさはしっかり伝わって来ました。同じバラック小屋で住むお姉さんが、顔はすべてケロイドで笑うことなどなかったのに、ある日の髪に櫛を入れて鼻歌を歌っていて、「今日が機嫌が良いね」「あら本と、自分でも気がつかなかったわ」というシーンにほっと救われたりしました。

 毎夏、日本の旬の俳優さん達が戦争のドラマを遣って下さいます。それを外国の人にもちゃんと見て欲しいです。

 アメリカも悲しかった。だからその時の都合で憲法を変えずに意固地に平和を守って行きたいのです。是非機会があったら読んで見てください。図書館に今あるのでしょうか?結構長いですが、大切な本です。