先日の幸田文の娘さん、青木玉(あおき たま)の本がありました.御母様の文章を追っているようで,ふんわり、とらえどころのないような文章がほっとさせます。
小さな物達に目を向けるのは御母様と一緒で,所々の写真で様子が分ったりします。
控えめでおっとりした大人しい女性という印象で、現代的なその娘さんのなおさんとは又違っています。露伴、文、玉、なお、とよく続きますね。私は文さんの文章が中では一番好きです。
画家の上松松園一族ではありませんが、環境もさることながら、血というものを感じる事があります。親が教えているのか、見て覚えで本人から始めるのか分りませんが、不思議なものを感じます。