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『猫の建築家」

 これは、建築家として生まれた猫が、『美』とは何だろうと建築をする上で日々考えてゆく大人向けの絵本です。小説家の森博嗣(もりひろし)さんと画家の佐久間真人(さくままこと)さんが協同で作っていらっしゃいます。結構哲学的な事を猫に考えさせ、言わせているのが、如何にも『考えているかも知れない』と思わせてしまう書き方になっています。絵もシンプルで上手です。

 『不変』を捜したり、それでも少しづつ変化していく物も建築として美しかったり・・と猫は色々街を歩きながら考えます。

 ついこちらも一緒になって美とは不変なのだろうか?などと分かりもしないことを考えていたりします。

 

 古本屋さんで偶然出逢った本で、それが東京、2巻も出ていてそれも古本屋さんで出逢ってそれが福知山。不思議な物で縁を感じて買ってしまいました。